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リフティング&サッカーに関するおすすめ本

2009. 10. 16 『欧州サッカークラブ最強「事情通」読本』


すごく興味深い本を見つけました。斉藤健仁、野辺優子著『欧州サッカークラブ最強「事情通」読本』(東邦出版)です。プレミア・リーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエAなどヨーロッパの各クラブチームの歴史とクラブ組織について、とても詳しく解説しています。TSUTAYAで見つけて、速攻で買ってしまいました。

面白いエピソードが満載です。たとえばプレミア・リーグのリバプールFC誕生秘話。もともとリバプールの街に本拠をおいていたのはエバートン(現在もリバプールFCとならんでリバプールを本拠地としているチームです)のために建設されたスタジアムがアンフィールドだったのですが、エバートンが別のスタジアムに本拠を移したため、アンフィールド・スタジアムのオーナーが、このスタジアムのために創設したのがリバプールFCだったんですね。まさにリバプールはアンフィールドから生まれたわけです。

また、あのビートルズ(リバプール出身!)が解散後に出した「青盤」「赤盤」の2枚のアルバムのうち、「青盤」はポール・マッカートニーがファンだったエバートンFCの色から、「赤盤」はジョン・レノンなど残りの3人のメンバーがファンだったリバプールFCの色からとったものだということです。リバプール・ファンの僕も知らなかったです。

他にも
・マンチェスター・ユナイテッドは迷い犬に救われた鉄道会社が起源のチームだった
・FCバルセロナのエンブレムの起源は「コオロギ鍋」だった?
とか、トリビアのような情報が満載です。

各チームのユニフォームの変遷やエンブレムの起源などが写真を豊富につかって説明してあり、歴史の勉強にもなる、とてもためになる本でした。

2009.10. 5 『テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人』


最近、自分のチームのコーチに薦められて買って読んだ、村松尚登『テクニックはあるが、「サッカー」が下手な日本人』(ランダムハウス講談社)を紹介します。著者の村松尚登氏はあのFCバルセロナを中心に、12年間もスペインでサッカー指導を行っており、現在もFCバルセロナのジュニアスクールで12歳以下の子どもたちを指導している方です。

今や世界で最も注目されているスペインサッカー。日本との違いは何か。

日本は戦術、テクニック、攻撃、守備などのサッカーを構成する要素を細分化してトレーニングを行う傾向があるのに対して、スペインの選手はとにかく「サッカー」は「サッカーをやることでしか上手くならない」という姿勢で、できるだけ子どものときから実戦に出場する、練習も実戦を意識した練習をする、ということです。

スペインの場合、一流チームの補欠選手でいるよりも、二流チームでも試合にでたほうが楽しい、という徹底した姿勢があります。シンプルですけどとにかく、できるだけサッカーに楽しんで、サッカーに慣れる、これが一番のサッカー上達法だということだと思います。

練習スケジュールについても、たとえば日本では長期スケジュール(年間、月刊スケジュール)が重視されがちなのに、スペインの場合は「週間サイクルの努力」の積み重ねが大切だといいます。週末の試合にむけて練習し、週末の試合の結果から課題を見つけて、次の週末の試合にむけて練習する。

そもそも、サッカーというスポーツが先の読めない「カオス」なので、長期目標をたてて細分化した練習でパーツを高めていく、というやり方にはむいていないスポーツで、むしろストリート・サッカーにあるような自由で不規則な状況に、いかに順応していけるか、ということのほうが重要だということです。そうすることで「アウェイ」というプレッシャーにも勝てるチームづくりができるのでしょう。

自分のチームのコーチが、練習のいくつかに村松さんがバルセロナで実践していた練習方法を取り入れています。これまで練習してきて、確かに実戦を意識した練習だったのだということを、今回本をよんであたらめて感じました。

リフティングもパーツとしての練習になりがちですが、サッカーをやっている人はやはり実戦をイメージして練習すると、より効果のある練習になると思います。

2009, 9.24 DVDつきの分かりやすいストレッチ本


リフティングは効果的なエクササイズですが、体の柔軟性を高めるためにもストレッチもしっかりやることが大切だと思います。

ストレッチについては、このサイトでも動画をつかって紹介していますが、今のところ自分の知っているものや自分で考えたものを中心に紹介してきました。今後も、ストレッチのページをもっと充実したいと考えて、ストレッチの本を探して購入しました。

それが『DVD付き 基本のストレッチ―スポーツに効く、健康に効く (セレクトBOOKS) 』です。「ソフト」「きほん」「ハード」の三段階になっていて初心者にもわかりやすい構成です。

またこの本には、1時間半近くのDVDがついているので、分かりやすいです。やはり文章や写真だけでなく、動画があるとわかりやすいです。むずかしく考えなくても、動画のとおりやるだけで気軽にできるというメリットがありますね。自分が知らなかったストレッチ法もいろいろありました。ストレッチの本はほかにもいろいろ出版されていますが、今のところ自分ではこの本が気に入っています。


2009, 8.31 サッカー偏差値が一番高い国は?


前回に続いて、最近読んだおもしろいを紹介します。杉山茂樹著『日本サッカー偏差値52』 (じっぴコンパクト) です。

杉山氏によるとサッカーは「番狂わせ」が起こり易いスポーツだそうです。1994年のアトランタ五輪の日本対ブラジルでは、圧倒的なシュート数のブラジルに、日本が勝利を飾りました。しかし、「サッカー偏差値」があまりにかけ離れていては、こんな奇跡もなかなか起きないということです。

偏差値70のブラジルに対して、日本が番狂わせを再現するためには、最低でも55が必要だと杉山氏はいいます。今の日本代表の偏差値は52。残り3は何が足りないのか、どうレベルアップをはかればいいのかについて、明快に説明しています。

おもしろいのは各国のサッカー偏差値が高い順に、各国の戦術などが紹介されています。1位はブラジルで偏差値70, 2位はアルゼンチンで68, 3位はスペインで64となっていますが、偏差値では下位のアルゼンチンがなぜブラジルと互角に戦えるのか、スペインが2008年の欧州リーグで1位になったのはなぜか、など、これを読んでサッカーがますます奥が深い魅力のあるスポーツだと思えました。

2009. 8.23 ビジュアルなサッカーの歴史


久しぶりにサッカーに関する本の紹介です。アルフレッド・ヴァール著『サッカーの歴史』です。創元社の「知の再発見」シリーズのひとつとして出版されています。
このシリーズは世界史上の様々なテーマを、いろいろおもしろい視点で扱っていて「インカ帝国」とか「十字軍」のような歴史のテーマのほか「美食の歴史」「本の歴史」とかユニークなテーマを豊富な図版つきで扱っているもので、その101冊目が「サッカーの歴史」でした。

前回ご紹介した後藤健生さんの「サッカーの歴史」を読んでから、サッカーを歴史の中で見ることに興味をもつようになり、何冊か本も読みましたが、その中ではもっとも図版が多くてビジュアルに分かりやすい本です。
たとえば1930年にウルグアイで開かれた第1回ワールドカップ大会のポスターの写真とか、サッカー史的にも貴重な資料が紹介されていて、図版をみているだけでも楽しい気持ちになります。

イギリスで生まれたサッカーですが、最初はボールを奪い合う乱闘のような競技だったものが、だんだんポジションが決まってきてルールのあるスポーツになっていく様子が図でもよくわかるように編集されています。

これを読んでヨーロッパの歴史にますます興味をもつようになりました。そういえば高校でも世界史の授業が一番おもしろかったのを思い出しました。サッカーのように今、関心のあるものの起源をさかのぼっていくような歴史の勉強というのは、すごくおもしろいのではないかと思いました。

2009. 1.27 サッカーの光と影


リフティング動画は中級編がスタートしました。このサイトを始めたころは、1回毎に数種類の技を紹介するつもりでしたが、1回につき技をひとつづつ順を追って身につける、という形になりましたね。

自分の経験でもそうなのですが、技を身につけるための途中の過程が分かったほうが早く技をマスターできる、と思い、なるべく途中の過程を動画で紹介したいと思い、こういうスタイルになりました。ですから各ページの1つめの動画は、両手でボールをあげたりする基本練習が多いと思います。しかしボールの感覚に慣れるための大切な練習ですから、スルーしないで下さいね。

以前読んだ『サッカーの歴史』が面白くて、同じ著者の後藤健生さんの『ワールドカップの世紀』 (文春文庫) を読みました。ワールドカップのドラマの舞台裏や各チームの駆け引きなどが語られていて面白かったです。日本だと1993年のワールドカップ予選「ドーハの悲劇」というのが有名ですよね。イラクとの試合で勝てばワールドカップという場面、ロスタイムにイラクの同点ゴールでワールドカップに手が届きませんでした。同じような悲劇とか、サッカーの神様が演出したようなドラマが、この本にいろいろ紹介されています。

「影があるからこそ、光が引き立つ」、つまりサッカーを表面的に観戦するだけでなく、その裏にある駆け引きやトリックを知ると、もっとサッカーの素晴らしさが分かると作者は言っています。その通りだと思いました。
 

2008.11.18 サッカーの魅力


最近、読んで面白かった本は『サッカーの世紀 (後藤健生著、文春文庫)』です。イングランドでフットボールが始まって、それが世界中に広がり、各国で個性的な特徴をもったサッカーのスタイルが生まれていく様子が、とてもわかりやすく面白く描かれています。

サッカーが世界中で人気がある理由のひとつに、「ルールが少ない」ということがあるそうです。手を使える野球やラグビーなどのスポーツでは、選手の動きを規制するためにたくさんのルールが必要ですが、サッカーでは「手を使ってはいけない」というシンプルで効果的なルールのおかげで、選手は他の細かい規制に縛られることがなくなり、自由な発想、自由な戦略が可能になり、それがサッカーの大きな魅力となっている、ということです。
考えてみると、リフティングも「手を使えない」こと、「規制がない」ことで、自分のやりたいように自由にボールを操れるのが魅力になっているのではないでしょうか。
 
 

2008.11.4 レバンターについて


このサイトの初級編④の動画でも紹介していますが、リフティングを始めるために手を使わず地面にあるボールを上げることを「レバンター」といいます。最近書店で見つけて購入した『STREET SOCCER―ブラジル・テクニック・コレクション(下田哲郎著 東邦出版)』 を読んで初めて知ったのですが、レバンターとはポルトガル語のlevantar a bola(レバンター・ア・ボーラ)を略した言葉でボールを「上げる」という意味だそうです。

この『Street Soccer ~』ではなんとレバンターのテクニックだけで16種類も図解して紹介しています。そのうちいくつかは普段自然に自分で使っている方法でしたが、「こんなボールの上げかたもあるのか!」と驚くものもありました。ぜひマスターしてこのサイトの中でも実践していきたいですね。

基礎から始まって世界のファンタジスタが使う高度なテクニックまで図解してあるこの本、自分のバイブルになりそうです。                               

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